飛行機遅延・欠航、保険でどこまで補償される?

今や「飛行機遅延・欠航」は珍しくない時代に

近年、海外旅行中の飛行機遅延や欠航トラブルが急増しています。2024年以降は特に、航空業界の人手不足や天候の急変、ストライキなどが要因となり、スケジュール通りに飛べることのほうが珍しいと言っても過言ではありません。

それに伴い、予定していた宿泊・交通・ツアーに参加できず、数万円〜十数万円の損失を被る旅行者も多くなっています。


意外と盲点?海外旅行保険は「航空機遅延」も補償できる

一般的な海外旅行保険では、治療・救援費用や携行品損害が中心で、「飛行機の遅延・欠航」は特約として付加しなければ補償されないケースが多いのが現状です。

航空機遅延特約がカバーする代表的な費用は以下のとおり:

  • 空港や現地での臨時宿泊費用

  • 食事代や交通費などの追加出費

  • 別便への振替や再予約にかかる費用

  • ロストバゲージによる最低限の生活必需品費用(※一部)


こんなとき、補償がないと高くつく!

✔ ケース1:乗継便に遅れて現地ツアーに参加できなかった

→ 宿泊やツアー料金が全額無駄に

✔ ケース2:空港で丸一日足止め+ホテル宿泊

→ 食費・宿泊費だけで2万円以上かかることも

✔ ケース3:帰国便が欠航で仕事に間に合わず

→ 会社の信用問題に発展するケースも


補償内容は保険会社ごとに違う!選ぶ際のチェックポイント

航空機遅延特約の内容は各社で異なるため、以下の項目を確認しておくと安心です:

  • 何時間以上の遅延から補償されるか?(例:4時間〜)

  • 補償の対象になる費目は?(食事・ホテル・交通など)

  • 限度額はいくらか?(1日あたり2万円など)

また、ネット完結型の保険では特約が自動付帯されていない場合も多いため、選択時にオプションを確認することが重要です。


まとめ:スーツケースと一緒に、保険の特約も見直そう

コロナ後の海外旅行再開で、空港の混雑や便の乱れが「前提」になりつつある今、フライトトラブルへの備えも旅行保険の大切な役割です。

旅先で想定外の出費に見舞われないよう、「航空機遅延特約」が付いた保険を選んで、安心して空の旅を楽しみましょう。

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