長期旅行の保険選び

長期の海外旅行では、短期の観光旅行とは異なり、保険の役割がより大きくなります。数週間から数か月に及ぶ滞在では、予想外のトラブルが起きる可能性が高まります。

たとえば、現地で急な体調不良に見舞われた場合、日本と異なり医療費が高額になる国では数十万円から数百万円の請求を受けることがあります。さらに、長期旅行では盗難リスクも増え、滞在先を転々とする中でスマートフォンやパスポートを失うケースも少なくありません。

長期旅行保険を選ぶ際のポイントは次の通りです:

  • 医療補償の上限金額が高いか(最低でも3000万円以上を推奨)

  • 治療・救援費用が無制限または高額に設定されているか

  • 盗難補償や携行品損害が含まれているか

  • 長期滞在者向けプランで割安になっているか

  • 旅行キャンセル補償や帰国費用補償がついているか

特に「旅行キャンセル補償」は長期滞在者にとって見落としがちですが、突然の家族の不幸や病気で帰国が必要になったとき、大きな助けになります。

安心して長期間の滞在を楽しむためには、渡航前に自分の滞在期間・目的・行き先に合わせて、必要な補償をカバーできる保険をじっくり選ぶことが重要です。

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