最近では団塊の世代を中心に、元気なシニアの方は「アクティブシニア」と呼ばれています。アクティブシニアは、定年後に趣味や色々な活動に意欲的で、海外旅行を趣味にされている方も多い。

ですが、シニア世代(70歳以上)の方は、年齢制限によってネットの海外旅行保険に加入できない場合もあるので注意が必要です。

ネット専用の海外旅行保険は年齢制限のある商品も

今や海外旅行保険もパソコンやスマホを使ってインターネットで加入するのが主流。ネットによって抑えたコストを保険料に反映しているので、従来の書面契約の商品に比べ安くてお得。

ですが、ネットの海外旅行保険は被保険者の年齢を制限している商品も多い。その理由は?

高額医療費用事故の多くはシニア層

海外での事故や病気になる確率は、高齢になればなるほど高まります。

ジェイアイ傷害火災「高額医療費用事故件数推移」

参照:ジェイアイ傷害火災「高額医療費用事故件数推移」

※高額医療費用事故・・・「治療・救援費用」の保険金支払いが300万円以上の事故

ジェイアイ傷害火災のトラブルデータ(トラブルデータ|ジェイアイ傷害火災)によると、高額医療費用事故*を年代別で見ると、シニア層(65歳以上)が半数弱を占めています。

ネット専用の海外旅行保険は、保険料を安くするためにリスクの高いシニアの加入を制限しているといえます。

70歳以上は加入できない商品も

当サイトで人気のいくつかの商品も、70歳以上の方は海外旅行保険の契約ができません。

被保険者の年齢を制限している商品の多くが、70歳を年齢制限のボーダーとしており69歳までなら海外旅行保険に入れます。

海外旅行保険加入の年齢条件は、出発時の年齢が基準になります。加入時の年齢ではないのでご注意を。
保険会社・商品 保険加入の年齢制限
三井住友海上『ネットde保険@とらべる』 始期日時点で満70才以上の方は契約不可
AIG損保『インターネット契約サービス』 インターネット契約サービスでは満69才までの方のみご加入いただけます。
インターネット専用の商品は年齢制限がある保険会社でも、代理店窓口で申し込む書面契約の海外旅行保険なら、加入者の年齢に関係なく申し込めます。ただし保険料が高い場合や、持病の審査などで時間がかかることも。

70歳以上でもネットで加入できる海外旅行保険

ですが70歳以上の方でもインターネットで加入できる海外旅行保険はあります。当サイトで取扱のある商品をご紹介します。

エイチ・エス損保の『たびとも』

エイチ・エス損保の『たびとも』は、これまで69歳までの方を対象としてきましたが、2019年11月17日以降出発の契約を対象に、70歳以上の方も利用可能となりました。エイチ・エス損保の『たびとも』家族で海外旅行保険に加入できるファミリープランが用意されており、ネット専用の海外旅行保険のためお得な保険料が魅力。

『たびとも』の年齢条件
年齢制限なし
※契約者となれる方は20歳以上。被保険者年齢により、保険料・補償金額・ご選択いただけるタイプが異なります。

エイチ・エス損保の詳細はこちら

損保ジャパンの『新・海外旅行保険off!(オフ)』

損保ジャパンの『新・海外旅行保険off!(オフ)』は被保険者の年齢に制限がないので、70歳以上の方でも加入することができます。また、『新・海外旅行保険off!(オフ)』はファミリープランを用意しているので、ご両親と一緒の3世代旅行でも家族まとめて海外旅行保険に加入できるのでおすすめ。

『新・海外旅行保険off!(オフ)』の年齢条件
年齢制限なし
※被保険者が満15歳未満の場合、ご契約いただける傷害死亡・後遺障害保険金額および疾病死亡保険金額は他の保険契約等と通算して1,000万円が上限となります。

損保ジャパンの詳細はこちら

ジェイアイ傷害火災の『t@bihoたびほ』

ジェイアイ傷害火災

ジェイアイ傷害火災のネット専用リスク細分型海外旅行保険『t@bihoたびほ』。年齢制限は99歳までなので70歳以上でも加入できます。(ただし満70歳以上の場合、保険期間は31日以内) 『t@bihoたびほ』は年齢によって保険料が変わるリスク細分型の保険。シニア世代の保険料は高くなるものの加入は可能です。

『t@bihoたびほ』の年齢条件
99歳まで(満70歳以上の場合、保険期間は31日以内)

ジェイアイ傷害火災の詳細はこちら

海外旅行保険比較

短期渡航の海外旅行保険は、ネット専用商品が安くて便利。しかし、行き先や旅行日数により保険料が細分化されているため、複数の海外旅行保険を比べるのは大変。当サイト『海外旅行保険比較ネット』では、人気の海外旅行保険を旅行先や日数で一覧表示。最適なプランを選んで、出発当日でもクレジットカード払いで申し込みができます。