家族で海外旅行に行く場合は、個人で別々に海外旅行保険に加入するよりも、家族まとめて加入するとお得になるファミリープランがおすすめです。ファミリープランなら、賠償責任や携行品損害など一部の補償を共有することで、家族全体の保険料を安くすることができます。

ファミリープラン
当ページのファミリープランは、各保険会社のネット専用海外旅行保険を対象にご案内しています。

ファミリープランとは

海外旅行保険のファミリー(家族)プランは、旅行の行程が同じ家族をまとめて一つの保険契約として契約できるプランです。

ファミリープランのメリット

ファミリープランは一部の補償を家族で共有するため、2人目以降の保険料が安くなります。そのため個々で海外旅行保険に加入するよりも、保険料を抑えることができるのが最大のメリット。

共有する補償は、賠償責任・携行品損害など。海外旅行中のケガや病気の補償、死亡に関する補償などは、家族ひとりずつ個別に補償されます。

ファミリープランの家族の範囲

ファミリープランが適用される家族の範囲は、保険会社によって若干異なりますが、基本的に旅行者本人(契約者)の配偶者と同居の親族となります。

  1. 本人の配偶者
  2. 本人または配偶者と同居の親族
  3. 本人または配偶者と別居の未婚の子

家族の範囲のポイントとしては、同居の親族であるということ。離れて暮らしている親どは範囲に含まれません。子供は未婚の場合のみ範囲に含まれます。

もうひとつのポイントは、家族の中で『本人』誰にするかによってファミリープランに加入できる家族の範囲が変わること。一緒に旅行する家族の続柄を確認し、ファミリープランが適用されるよう『本人』を指定しましょう。

ただし、家族の範囲にあたる対象者だとしても、各保険会社の加入年齢制限によって保険に加入できない場合があるのでご注意ください。

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婚約者はファミリープランの対象?

前述の通り、ファミリープランの『家族』とは配偶者と親族。では婚姻届を出さずに新婚旅行に行く場合、婚約者はファミリープランの対象になるのでしょうか?婚約者の適用は保険会社によって異なるので注意が必要です。

保険会社 婚約者の適用
損保ジャパン 〇(本人と婚姻の届出を予定している方を含む)
三井住友海上 〇(新婚旅行後に婚姻の届出を予定している方を含む)
エイチ・エス損保 〇(新婚旅行後に婚姻の届出を予定している方を含む)
AIG損保 ×(家族は同じ名字の方となり婚約者は含まれない)
婚姻届を出さずに新婚旅行に行く場合は、婚約者も家族の範囲となる保険商品を選ぶとファミリープランに加入できます。

各社のファミリープラン比較

損害保険会社によって、ファミリープランの申し込み可能人数や共有する補償が異なります。

ファミリープランの申し込み可能人数

申し込みができる人数は以下の通り。家族の人数が多い場合は注意が必要です。

保険会社・商品 最大申込人数
損保ジャパン 最大7名まで申込み可能
三井住友海上 最大5名まで申込み可能
エイチ・エス損保 最大6名まで申込み可能
AIG損保 最大5名まで申込み可能

ファミリープランで共有する補償

ファミリープランで共有する補償は以下の通り。損害賠償を請求された場合の『賠償責任』や、持ち物が盗難や破損にあった場合の『携行品損害』などの補償が、家族で共有となります。

保険会社・商品 家族で共有する補償
損保ジャパン 賠償責任携行品損害、救援者費用、航空機寄託手荷物遅延等費用
三井住友海上 賠償責任携行品損害、航空機寄託手荷物遅延等費用、弁護士費用等
エイチ・エス損保 救援者費用、賠償責任携行品損害、航空機寄託手荷物遅延
AIG損保 個人賠償責任携行品損害

おすすめの海外旅行保険ファミリープラン

ファミリープランに対応しているおすすめの海外旅行保険をご紹介します。

損保ジャパンのファミリープラン

損保ジャパンの新・海外旅行保険【off!(オフ)】では、旅行行程が同じ家族をまとめて1つの保険契約として契約できるファミリープランで納得の保険料。お申込みは全てネットで完結するので、出発その日でも間に合うカンタン契約。

◎損保ジャパンのファミリープランの補償内容
補償項目   保険料抑えたい
プラン
保険料と補償
バランスプラン
補償充実
させたいプラン
本人・家族 本人・家族 本人・家族
傷害死亡・後遺障害 1人あたり 500万円 1,000万円 1,000万円
治療費用 1,000万円 1,500万円 2,000万円
疾病死亡 500万円 1,000万円 1,000万円
賠償責任 家族で共有 1億円 1億円 1億円
携行品損害 30万円 50万円 70万円
救援者費用 1,000万円 1,500万円 2,000万円
航空機寄託手荷物遅延等費用 10万円 10万円 10万円
損保ジャパンのファミリープラン/家族の範囲
  1. ご本人の配偶者(ご本人と新婚旅行後に婚姻の届出を行う方を含みます)
  2. ご本人または配偶者と生計を共にされる同居のご親族
  3. ご本人または配偶者と生計を共にされる別居の未婚のお子さま(仕送りを受けている学生のお子さまなど)

損保ジャパンの詳細はこちら

三井住友海上のファミリープラン

家族で渡航される場合は、三井住友海上『ネットde保険@とらべる』のファミリープランがおすすめ。家族全員の旅行行程が同じ場合に、家族全員を被保険者としてお引き受けするプランです。「キャッシュレス・メディカルサービス」や24時間・365日・日本語対応の「三井住友海上ライン」など、家族の旅行も安心のバックアップサポート。

◎三井住友海上のファミリープランの補償内容
補償項目   タイプA タイプB
本人 家族 本人 家族
傷害死亡 1人あたり 1,000万円 1,000万円 2,000万円 1,000万円
傷害後遺障害 1,000万円 1,000万円 2,000万円 1,000万円
疾病死亡 1,000万円 1,000万円 2,000万円 1,000万円
治療・救援費用 1,000万円 1,000万円 1,500万円 1,500万円
緊急歯科治療費用 補償あり 補償あり 補償あり 補償あり
テロ等対応費用 10万円 10万円 10万円 10万円
賠償責任 家族で共有 1億円 1億円
携行品損害 30万円 50万円
航空機寄託手荷物遅延等費用 10万円 10万円
弁護士費用等 100万円 100万円
三井住友海上のファミリープラン/家族の範囲
  1. ご本人の配偶者(ご本人と婚姻の届出をしている方、旅行後に婚姻の届出を行う方を含みます。)
  2. ご本人または配偶者と同居の親族※
  3. ご本人または配偶者と別居の未婚のお子さま

※ご親族とは、ご本人の6親等内の血族および3親等内の姻族をいいます。

三井住友海上の詳細はこちら

エイチ・エス損保のファミリープラン

エイチ・エス損保のネット専用『たびとも』のファミリープランでは、ご本人・ご家族とも治療費用無制限のプラン選択可能(F3タイプ)。小さなお子様連れの海外旅行でも安心。また、エイチ・エスサポートセンターは24時間365日、日本語でスピーディーに対応。世界の提携医療機関で、キャッシュレスの治療を受けられます。

◎エイチ・エス損保のファミリープランの補償内容
補償項目   F2 F3
本人 家族 本人 家族
治療費用 1人あたり 3,000万円 3,000万円 無制限 無制限
傷害死亡 2,000万円 1,000万円 3,000万円 1,000万円
傷害後遺障害 2,000万円 1,000万円 3,000万円 1,000万円
疾病死亡 2,000万円 1,000万円 3,000万円 1,000万円
救援者費用 家族で共有 2,000万円 3,000万円
賠償責任 1億円 1億円
携行品損害(*) 30万円 50万円
航空機寄託手荷物遅延(定額払) ご本人1万円、ご家族1万円 ご本人1万円、ご家族1万円

※上記は被保険者年齢がすべて10~64歳の場合です。
※上記の他、治療費用1,000万円のF1タイプもあり。
※被保険者年齢により、保険料・補償金額・ご選択いただけるタイプが異なります。
*携帯電話・スマートフォンなどの電子機器等は、携行品の補償対象外です。オプションで携行品の補償に電子機器等を追加いただけます。

エイチ・エス損保のファミリープラン/家族の範囲
  1. ご本人の配偶者(注1)
  2. ご本人またはその配偶者の同居の親族(注2)
  3. ご本人またはその配偶者の別居の未婚の子(注3)

(注1)新婚旅行後にご本人と婚姻の届出を予定している方、事実婚の妻または夫(事実上婚姻と同等の関係にある方)、同性のパートナー(戸籍上の性別が同一であるが事実上婚姻と同等の関係にある方)を含みます。
(注2)親族とは、6親等内の血族および3親等内の姻族をいいます。(例:両親や子供など)
(注3)未婚とは一度も婚姻歴がないことをいいます。

エイチ・エス損保の詳細はこちら

AIG損保のファミリープラン

AIG損保の海外旅行保険

AIG損保(ネット専用)のファミリープランは治療費用が無制限のプランも用意されているので、こどもを連れた家族旅行でも安心。旅行先でもしもの場合も、アシスタンスサービスが24時間365日、日本語で対応するので安心。また、AIG損保の海外旅行保険なら、妊娠が原因による治療・救援費用にも対応(保険期間31日以内のプラン)。

◎AIG損保のファミリープランの補償内容
補償項目   N27 N26
本人 家族 本人 家族
傷害死亡 1人あたり 1,000万円 1,000万円 3,000万円 1,000万円
傷害後遺障害 30万円~
1,000万円
30万円~
1,000万円
90万円~
3,000万円
90万円~
1,000万円
疾病死亡 500万円 500万円 1,000万円 500万円
治療・救援費用 2,000万円 2,000万円 無制限 無制限
緊急歯科治療費用 10万円 10万円 10万円 10万円
旅行自己緊急費用 5万円 5万円 5万円 5万円
個人賠償責任 家族で共有 1億円 1億円
携行品損害 30万円 60万円

※上記はインターネット専用プランの保険期間31日までの契約タイプの一部となります。

AIG損保のファミリープラン/家族の範囲
  1. ご旅行者本人の配偶者
  2. 本人または配偶者と同一生計で同姓かつ同居の親族※
  3. 本人または配偶者と同一生計で同姓かつ別居の未婚の子

※ご親族とは、本人の6親等以内の血族および3親等以内の姻族をいいます。

AIG損保の詳細はこちら

海外旅行保険比較

短期渡航の海外旅行保険は、ネット専用商品が安くて便利。しかし、行き先や旅行日数により保険料が細分化されているため、複数の海外旅行保険を比べるのは大変。当サイト『海外旅行保険比較ネット』では、人気の海外旅行保険を旅行先や日数で一覧表示。最適なプランを選んで、出発当日でもクレジットカード払いで申し込みができます。