アメリカ発着の国際線全便でノートパソコンの機内持ち込み禁止の可能性
アメリカのケリー国土安全保障長官は、アメリカ発着のすべての国際線でノートパソコンなどの機内持ち込みを禁止する可能性があるとテレビ番組内で語りました。
米国土安全保障省のケリー長官は28日のテレビ番組で、今後米国から発着するすべての航空便についてノートパソコン(PC)の客室内持ち込みを禁止する可能性があるとの見方を示した。
参照:ノートPCの機内持ち込み禁止、米国発着の全便に拡大も | ロイター
現在、中東や北アフリカからの直行便で規制
今年の3月には、アメリカ政府の指定する中東や北アフリカなど10空港からの便で、ノートパソコンやタブレットなどの電子機器の持ち込みが禁止されています。
※アンマン(ヨルダン)、イスタンブール(トルコ)、カイロ(エジプト)、ジッダ(サウジアラビア)、リヤド(サウジアラビア)、クウェート(クウェート)、カサブランカ(モロッコ)、ドーハ(カタール)、ドバイ(UAE)、アブダビ(UAE)
この規制はもちろんテロ対策のひとつで、飛行機を狙った爆発テロを防ぐことが目的です。
今回のニュースは、対象となる空港をアメリカ発着の国際線全便に拡大する可能性があるということです。
日本人への影響は?スマートフォーンは?
当然日本からも多くの方が旅行やビジネスでアメリカ線に搭乗しており、国際線全便に拡大するとなると日系の航空会社などにも影響すると思われます。ただし現状は”機内持ち込み”が禁止であって、受託手荷物として預け入れることは可能なので、ノートパソコンをアメリカ旅行に持って行けないということではありません。
対象となる機器もノートパソコンやタブレットより大きい機器とされていて、携帯電話やスマートフォンは持ち込み可能となっているようです。となると、現状困るのは飛行機の中でもノートPCで仕事をするビジネスマンだけということになりますね。
一般的な観光客が気になるのは、電子機器の対象がスマートフォーンまで拡大した時でしょうか。せっかく機内のWifi環境が整ってきましたが、機中でのスマホ利用ができなくなる時が来るかもしれませんね。
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