では留学保険と海外旅行保険の違いはどんなものがあるのでしょうか?

留学保険と海外旅行保険の違い

留学保険と海外旅行保険の違い

補償期間の違い

まずは補償期間の違いがあります。海外旅行保険は渡航目的が観光向けの保険なので、インターネットで申し込む海外旅行保険の補償期間の多くが1か月程度、長いものでも3か月までの設定となっています。(商用や駐在など長期滞在を対象にした海外旅行保険の商品は3か月以上の設定あり)

ですが留学保険は長期の滞在を想定しているので、一般的に補償期間の設定は3か月~1年程度となっています。

補償範囲の違い

次は補償範囲の違い。海外旅行保険の携行品損害(持ち物の盗難や破損に関する補償)と個人賠償責任(法律上の損害賠償責任を負った場合の補償)が、留学保険の特約だと補償範囲が拡大されます。

例えば海外旅行保険の携行品損害は、宿泊施設(寮・ホームステイ含む)内の事故は補償されますが、アパートや借家(ルームシェア含む)といった居住施設内の事故は補償されません。

ですが、留学保険向けの特約である生活用動産・留学生生活用動産(補償項目の名称は保険会社によって異る)であれば、賃貸アパートなどの居住施設内で起こった家財の盗難や身の回り品の損害も補償の対象となります。

同様に海外旅行保険の個人賠償責任も、居住施設内の事故は補償の対象外ですが、留学保険向けの特約の留学生賠償責任・個人賠償責任長期用であれば居住施設内の事故に関する損害賠償責任も補償されます。

生活用動産・留学生生活用動産
海外旅行保険の補償項目で自分の持ち物の損害を補償してくれるのが『携行品損害』。この携行品損害が留学保険の特約では生活用動産(または留学生生活用動産)
留学生賠償責任・個人賠償責任長期用
海外旅行保険の個人賠償責任は、ホテルなど宿泊施設での損害は補償されますが、貸家やアパートだと補償の対象外となります。 滞在先の損害賠償も補償

そのため留学中にアパートや借家に住む予定なら、携行品や賠償責任の補償は、アパート・借家等の居住施設も対象となる特約を選ぶ必要があります。

補償項目の違い

前述の通り留学保険は海外旅行保険の一種。病気やケガの治療費用や留学保険と海外旅行保険の違う点は、留学保険には一般の海外旅行保険にプラスして留学特有のリスクをカバーする特約がセットされていることです。(補償内容は保険商品によって異なり、オプションの場合もあります。)

『緊急一時帰国費用』や『留学継続費用』がそれにあたります。

緊急一時帰国費用
留学中に日本に住んでいる親族に不幸があった場合に、日本に一時的に帰国する場合の費用を補償してくれます。
留学継続費用
留学保険特有の補償項目がこの「留学継続費用」。留学の費用を負担してくれている留学生の扶養者が、事故により死亡または重度後遺障害となった場合に、留学の費用を補償してくれる項目です。
海外旅行保険と留学保険の補償項目の比較
海外旅行保険 留学保険
治療費用 治療費用 共通
傷害死亡・後遺障害 傷害死亡・後遺障害 共通
疾病死亡 疾病死亡 共通
救援者費用 救援者費用 共通
個人賠償責任 留学生賠償責任 または、
個人賠償責任(長期用)
範囲拡大
※居住施設(アパートなどの借家)も対象
携行品損害 留学生生活用動産 または、
生活用動産(長期用)
範囲拡大
※居住施設(アパートなどの借家)も対象
- 一時帰国費用 留学保険特有
- 留学継続費用 留学保険特有

留学保険比較

海外で起こる様々なアクシデントに対応するためにも『留学保険』の加入は必須といえます。慣れない海外での病気やケガの補償はもちろん、携行品の損害や賠償責任など、留学中に起こりうるリスクを留学保険でカバーしましょう。