慣れない海外での生活が待ち受ける留学では、留学保険が必須です。とはいえ、なぜ留学保険が必要なのでしょうか?

留学保険の必要性

アクシデントに備える

保険会社のジェイアイ傷害火災が、2018年度の海外旅行保険契約者の事故発生状況についてまとめた資料によると、3.7%の人が海外旅行中に何らかの事故にあっています。

参考ジェイアイ傷害火災保険株式会社 2018年度 海外旅行保険事故データ

これは27人に一人が海外旅行中に何らかの事故に遭っていることになります。これは海外に渡航される方すべてのデータで、短期の海外旅行も含まれます。長期にわたり滞在する留学ならさらにリスクが高くなるといえるでしょう。

27人に一人が海外旅行中に何らかの事故に遭っている

27人に一人が海外旅行中に何らかの事故に遭っている

医療費が高い

留学先の海外滞在中で最も多いトラブルが、健康に関すること。慣れない海外での生活では、日本に比べ病気やケガのリスクも高くなります。

日本国内では保険料を払って健康保険に加入しているため、実際にかかった金額の3割の負担で済んでいます。(社会人でない学生の方などは親の扶養で健康保険に加入しています。

海外ではこの健康保険が適用されない上に、国や地域によっては医療費がかなり高額になるケースがあります。

人気の留学先の医療費の一例は以下の通り。

オーストラリアの医療費

  • 救急車・・・約38,500円(5km毎)
  • 盲腸の手術・・・約440,000円~858,000円+1日~3日間の入院費用
  • アキレス腱断裂の手術・・・約880,000円~1,320,000円+約5日間の入院費用

ハワイの医療費

  • 救急車・・・平均約165,000円
  • 外来(胃腸炎)・・・約22,000円~55,000円
  • 入院(個室代)・・・一日あたり 約330,000円~385,000円(検査費、X線代除く)
  • 盲腸の手術・・・約2,750,000円~3,300,000円+1日~3日間の入院費用
  • アキレス腱断裂の手術・・・約3,300,000円~3,850,000円+約5日間の入院費用

ニューヨークの医療費

  • 救急車・・・平均約110,000円
  • 外来(胃腸炎)・・・約440,000円~約660,000円
  • 入院(個室代)・・・一日あたり 約330,000円~385,000円(検査費、X線代除く)
  • 盲腸の手術・・・約3,300,000円~約4,400,000円+1日~3日間の入院費用

日本では救急車を呼んでもお金はかかりませんが、海外では救急車の利用は有料です。さらに、日本では10万円程度ですむ盲腸の手術も、医療費の高いアメリカだと300万円以上もかかってしまいます。

海外で治療費を払わないためにも留学保険が必要になります。留学保険に加入していれば、これらの高額な医療費もカバーすることが可能です。

留学の受け入れ先で保険加入が必須

留学先の学校等によっては、留学保険の加入が必須の場合があります。つまり留学保険に加入していないと学校側が受け入れてくれないということです。また中には、治療費用の補償額や特定の補償項目が含まれているかどうかといった、保険の加入条件まで指定される場合があります。

受け入れ先の条件に合致しない保険の場合、現地の高額な保険に加入することになるので注意が必要です。

留学保険比較

留学保険比較
海外で起こる様々なアクシデントに対応するためにも『留学保険』の加入は必須といえます。慣れない海外での病気やケガの補償はもちろん、携行品の損害や賠償責任など、留学中に起こりうるリスクを留学保険でカバーしましょう。